「そよかぜ」前アドバイザーの藤田妙子先生は、その豊富な人生経験から会員に「心に残る」数々の言葉を披露してくださいました。

 また、傾聴活動の基本となる考え方を常に会員に語ってくださいました。

それらは傾聴活動を支える言葉となっています。

ここに、一部を紹介します。

* よい出会い             

 

 良い出会いは

 良い挨拶からといいます

 

 良い挨拶は、相手の心の扉をひらかせます

 自分の価値判断を抜いて

 

 すなおな心で、相手の方に対した時

 心の扉は開け放たれ

 

 決して閉じられることはないでしょう

 

 

* 傾聴の心得(傾聴の基本を忘れないために)   

 

 ・優しい笑顔は安心を産む

 ・相手の心に深く耳を傾ける

 ・話を聴くことは優しくなるということ

 ・会話は技術ではない、心の解放である

 ・興味、関心を持ちすぎて催促したり詰問したりしない

 ・相手を尊重して、あるがままを受け入れる

 

   人を思い

   

    人を敬い

 

      人を気遣い そして

 

        人から心を貰う      

   

* 沈黙を共有する              

 

   話し手が、何らかの病を得て、話せない状態にある時、話し手は、今、

   何を感じ何を考えているのだろうか、どの様な気持ちを味わっているの

   だろうか等々、優しさと思いやりの心で話し手の表情を読み取りながら

   、拒否されない限り側に居て沈黙を共有することです。

 

    この態度は、話し手を「見守る」ことであり、話し手の沈黙を「味わ

   う」ことであり、心の声を「感じ取る」ことであります。

 

    つまり受容しつつ共感しつつ、話し手の心の叫びを「聴く」ことなの

   です。

    また、話し手が話している途中で急に沈黙になることがあります。

   このような時には、慌てず驚かず平常心を保ち、話し手の沈黙に付き             合いましょう。

 

    沈黙するには、それなりの意味があると考えられます。

 

    自分の言いたい事を整理し、どう表現しようか、自分の今の、この

    気持にぴったりとした言葉を探す事は、話し手にとっては大切な作業

    なのです。

  

    私達は、これを尊重し話し手の言葉が出てくるのを邪魔しないように

    相手の心に寄り添い静かに待ちましょう。

 

     慈愛に満ちた微笑みのなかで・・・・・